RIP SLYMEをレビュー

最近、何故かRIP SLYMEを聞いていたので、レビューしてみます。
RIP SLYMEといえば、ヒップホップのアーティストですね。
ただ、ヒップホップ好きの人曰く、「あれはヒップホップと言わない」と言われそうですが、このレビューではヒップホップで行きます。
そもそも、楽器をやってる奴(バンドマン)とヒップホップとは非常に相性が悪く、
初期のイメージでは、「楽器の出来無い奴がヒップホップやる」「見た目がアウトな奴がヒップホップやる」ってな感じでかなり敵対したイメージがあったわけです。
で、大学の時にサークルでヒップホップのジャンルをやったんですけど、これが意外面白く奥が深い事がわかったわけです。
ヒップホップって楽器を使わない分、腕の見せ所が、ラップの声、リズム、ライム(詩?)、韻(韻を踏むの韻)なわけです。
特にリズムと韻を踏むのが難しい。
単調にラップを言ってるように思わせて、バックの伴奏と合わせてラップを刻んだり、韻を踏む事自体は、何となく出来ても全く関係ない歌詞になって、
全体が無茶苦茶になったりするわけです。
ということで、俺はヒップホップを聴く上で、特にラッパーのリズムと韻を踏む事を重視に聞いてみるわけです。
そこでRIP SLYMEというグループを聞いてみたところろ4人のラッパーが居ます。
RYO-Z
ILMARI
PES
・SU
をそれぞれ聞いてみたところ、リズム、韻を踏む両方に上手いのは、RYO-ZPESですな。
この中で足を引っ張ってるのが、SUです。特にリズムがヒドいのと、緩急が無さすぎ。
何か聞いてて逆に笑けてきました。
ILMARIに関しては、初期の作品ではSUとあんまり変わらなかったけど、最近の作品では成長した感が伝わりました。
PESに関しては、ラップなんだけど、どこかメロディアスで、「お!」っと思わせるようなラップを刻んだりして、俺的にはかなり好印象です。
RYO-Zに関しては、リズム感が抜群で、韻も上手いです。この二人とDJのFUMIYAが作る曲でグループを引っ張って行ってる気がします。
そもそも、ヒップホップで一番謎なのは、何で人数が多いんだろね?
もっと上手い人達に絞ってやれば良いと思うんだが?
まー、それはバンドも一緒か。ソロのアーティストってやっぱすごいね。
KREVAとかSEAMOとか印象良いもんな。RIP SLYMERYO-ZPESFUMIYAの3人だともっと良い作品作れるんじゃないかな。
でも、ILMARIの奥さんは蛯原友里で、SUの奥さんは大塚愛なんだよね。
そういった面でグループに貢献してるのかもしれないね。
とりあえず、ヒップホップグループで長く続けているRIP SLYMEは非常に貴重な存在なので、もっと続けて良い作品を作って頂ければと思います。


やっぱりこの曲は良いね。RYO-ZPESのラップを注目して聴いて欲しいです。